キョンシーごっこ

 

むかしむかし、「霊幻道士」と言う中国の映画が流行ったのをご存知ですか?
キョンシーと言うのは、その映画に出てくる中国版幽霊のことです。
キョンシーは、普段は額にお札を貼られていて悪さはしないのですが、お札が外れたり剥がされてしまうと狂暴になり、噛まれた人間はキョンシーになってしまいます。
こう書いているとゾンビにも似ていますが、真っ白い顔で両手を突きだし、両足で跳び跳ねながら近づいてくる様は、怖さのなかにもユーモラスな部分があり、子どもたちは虜になっていました。
そのキョンシーを真似た遊びを、小学校の休み時間によくやっていました。
まずは少数のキョンシー役から始まり、触られたらキョンシーになります。
そうやって、徐々にキョンシーが増えていくのです。
一度キョンシーになったら、二度と人間には戻れません。
キョンシーにお札をつけるか、息を止めてたらキョンシーには触られないけれど、そう長く息を止めていられる訳もなく、あっという間にキョンシーが大量生産されてしまいます。
見た目は人間だし、ただのごっこだとわかってはいても、人間一人になり大勢のキョンシーに囲まれて襲われるのは、結構な恐怖だったのを覚えています。
…とは言っても、キョンシーも人間も終始大爆笑なんですけどね。
私はどんくさいので、いつも真っ先にキョンシーに狙われていました。
こんな、ほんとうにしょうもない遊びをよくもまあ飽きずにやったなぁと今では思いますが、子どものときは心底楽しかったです。
今やってみるのも、逆に新鮮でたのしいかもですよー

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